N3 と・ば・たら・なら
初中級文法のなかでも学生・先生ともに大いに苦しむのがこの「と・ば・たら・なら」じゃないでしょうか。
かくいう私もかなり苦しめられました。
「と」の用法、「ば」の用法というように「言葉→用法」で考えると収集つかなくなるので、他の先生方のブログやyoutubeなどを大いに参考にしつつ、
「この用法ならこの言葉!」でまとめてみました。
あくまでもこれは終わることのない「とばたらなヘブン」の入り口です。
実際は「とばたらなら」で教科書一冊できるくらい、細かくすると様々な用法があります。
そんなヘブンに飛び込むみなさんに、最低限まずこれを押さえましょうというもの。
本来なら前件後件にそれぞれ制限がありますが、
まずはヘブンの入り口として!
①仮定ーAssumptionー
ば・たら・なら
一番わかりやすい用法で、「もし(if)」です。
AたらB/AばB/AならB
もしAがおこったら、B
この用法の場合、一番よく使うのは「たら」ですね。
宝くじが当たったら、家を買おう。
宝くじが当たれば、家を買おう。
宝くじが当たるなら、家を買おう。
②結果ーResuitー
と・ば・たら
AとB/AばB/AたらB
Aした結果としてBがおこった
窓を開けると、海が見える
窓を開ければ、海が見える
窓を開けたら、海が見える
この用法は、自然な結果や発見などに分けられます。
春になると、桜が咲く→自然な結果(春になった結果自然にさくら)
箱をあけると、指輪が入っていた→発見(箱を開けた結果、指輪を発見)
③習慣ーHabbitー
と・たら
AとB/AたらB
AするといつもBをする
シャワーを浴びたら、ビールを飲む
シャワーを浴びると、ビールを飲む。
この文で「なら」を使うと仮定に、「ば」を使うと結果になってしまいますね。
④意外ーunexpectedー
たら・と
AたらB/AとB
Aから予想していたこととは違ってBがおこった
家へ帰ったら、部屋が荒らされていた
家へ帰ると、部屋が荒らされていた
⑤未来ーFutureー
たら
今はおこってないAがもしおこったらB
全部終わったら、帰ります。
はじめはそれぞれの言葉から覚えていました。
「たら、は仮定結果習慣意外未来。ば、は仮定結果……。
わからーーーーーん!!」
となりました。
このまとめ方なら少しはわかるかと思いやってみました。
ですが、あくまでも入り口です。