N2文法 〜やら/〜だの/〜とか

N2文法 〜やら/〜だの/〜とか
文法を導入すると感のいい学生は間髪入れずに「とか」と同じですよね?と聞いてきます。
同じようにN2で勉強する並列の文法「とか/やら/だの」を比べてみましょう。
AとかBとか:他にもたくさんある中で例をいくつかあげる
AやらBやら:他にもたくさんある中で例としてあげる。
AだのBだの:他にもたくさんある中で例としてあげる。
同じですが、並べてみるとちょっと違いますね。
比較①
→「やら」「だの」間違いではないけど、なんかしっくりきませんね。
比較②
◯福袋の中にはジャケットとかバッグとか、とにかく色々なものが入っていた。
◯福袋の中にはジャケットやらバッグやら、とにかく色々なものが入っていた。
◯福袋の中にはジャケットだのバッグだの、とにかく色々なものが入っていた。
→どれも使うことができそうですが、文から受ける印象が違います。
比較③
◯娘が結婚すると聞いて、嬉しいとか悲しいとか色々な感情が押し寄せた。
◯娘が結婚すると聞いて、嬉しいやら悲しいやら色々な感情が押し寄せた。
△娘が結婚すると聞いて、嬉しいだの悲しいだの色々な感情が押し寄せた。
→「だの」は違和感がありますね
比べてみると、
「とか」はかんたんな並列です。「他にもあるよ」以外意味はありませんし、そこに含まれる感情もありません。
「やら」も同じく並列ですが、「たくさんあってごちゃごちゃしている中のいくつか」を例としてあげています。
「だの」も方向としては「やら」と同じですが、さらに感情が強く「たくさんあってごちゃごちゃしていてめんどうくさい中のいくつか」になります。
ですから、
「先生のお話感動しました!お母様の話だの、お子様の話だの。もっと聞きたいです!」のようなシーンで使うと大変失礼に思われるので注意しましょう。