にほんご ちゃん

先生は違いを求められがち

N2文法 〜まい/〜ものか

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N2文法

Aまい:もうAしない/Aしないように注意しよう。

 

Aものか:もうAしない

  

新完全マスターでは続けて出てくる文法なので、少し学生が混乱しました。

  

比較①

◯この話題については二度と言うまい

○この話題については二度と言うものか

→どちらも違和感ありません

 

比較②

○あんないい加減な話、二度と信じまい

◯あんないい加減な話、二度と信じるものか

→違和感はありませんが「ものか」のほうがしっくりきます。

 

 

 

 

比べてみると、 

「〜まい」は

自分に対する忠告や戒め(強い約束)など、強い意志を言う、という文法です。「まい」は昔の言葉で否定です、それに強い意志を表す(二度と/もう/絶対)などと仲がいいです。

 

 「ものか」は
かなり感情的に「もう絶対にAしない」。という文法です。同じように強い意志を表す(二度と/もう/絶対)などと仲がいいです。また感情表現の(あんなこんなそんな)とも仲良しです。

 

どちらも「もう〜しない」を表現する文法です。ですから、ぼったくりなどにあったときは「ものか」、自分の不注意のときは「まい」がしっくりきますね。

もう二度と親に心配はかけまい。

→親に心配はかけないと自分自身に対して。「〜ものか」を使うこともできるが、「絶対親に心配かけない」→「親を大切にする」の文なので「ものか」を使うと???になりますね。

「相談したら反対された、二度と親に相談するものか」などは違和感ありません。

サイクルリキシャでぼったくられた。二度とインドのサイクルリキシャには乗るものか。

→怒っている、もしくは興奮状態。