にほんご ちゃん

先生は違いを求められがち

N2文法 〜うちに

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N2文法 「〜うちに」

 

❶AうちにB:Aの間にBをやってしまおう、Aがすぎるとできなくなるから。

❷AうちにB:Aの間に変化Bがおきる。

 

特に意味❶はN3文法の「〜間に」との違いの質問が集中しました。

(使用教科書が新完全マスターで、この文法は2課なんですね。まだ授業やクラスの雰囲気になれていないので、学生も教師も「ほとんど同じなんだよー」を発する受け入れるが難しい時期でした)

 

比較①

△母が出かけている間に、ケーキを食べてしまおう

◯母が出かけているうちに、ケーキを食べてしまおう。

→「間に」は少し収まりが悪い気がします

 

比較②

◯16時から17時の間にお電話差し上げます。

✖️16時から17時のうちにお電話差し上げます。

→「うちに」はとっても違和感があります。

 

比較③

△午後は会議があるので、午前中の間にこの仕事をやってしまってください。

◯午後は会議があるので、午前中のうちにこの仕事をやってしまってください。

→「間に」は違和感があります。

 

まとめると、

「うちに」は、あとからはできなくなるのでチャンスは今!という意味があります。

ですから比較①③のような文は後件に違和感がなく、比較②では後件に違和感を感じます。

また前件ですが、明確に時間を区切ることができる言葉がくると「うちに」は違和感があります。比較②は始まりと終わりが明確ですね。

「うちに」はAの期間を示しながらも、言葉として区切りを表現できない場合に使うことができます。